JJWEB FROM 2000.12.26. / 管理人 JJ
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仔るくがベッドから落ちようとしています。

その後、どうなると思いますか。まだ歩きを覚えた頃の設定で。

1.涙をこらえて、歯を食いしばって、黙ってがんばってベッドに戻る。
(なんてけなげな仔・・・!)

2.「がいーーー!! がいいーーーーー!!!!!」と泣いて喚く。
すぐにガイ様華麗に参上!

3.ベッドから落ちる前に、俊足ガイ様が華麗に受け取る。


一番可能性のあるのは、3かな……--;;;;


それにしても、ハルヒ父のジェイド(を)、めっちゃ楽しそうだなおい・・・・・・

刀語。

イラスト 339.jpg
アニメーション

七花って、トーマ+ガウリィっていう感じだよなー、萌え。ってことで^^;(終了)。

アニメの最終回で、トーマの髪がはらりと長髪に、とかいうサービスがあれば
よかったのになぁ(もしくは覚醒シーンで)。

ええと。王子が出演しているライブの生放送も、歌っている部分を見ました♪
うーん、こういうサービスがあると、なかなか聞きに行けない人には
ありがたいですっ。
ううん、仮面をかぶってなくても、周りと引けをとらずかっこよかった
王子はやっぱりさすがだなぁと思いました。
サンホラ好きにはたまらない世界なんじゃないかなぁ? うん。

刀語といいつつ、結局ファンチルトークになってしまったり^^;;

SAIを導入しても、結局しぃばかり使ってしまうのでした(爆)。

コミックス版ソレト♪♪

イラスト 338.jpg
アニメーション

ううむ、お絵かきを堪能する時間がほしい^^;;;;

なんとなーく、久しぶりにコミックス版ソレトたん。
あ、もしかして、「ヘルガのお姉さま」ということに
なってしまうのだろうか(遠い目)。←ちょっとアニメで妄想してみる(を)。
(母ではないって^^;;;;)

いろいろ、アニメを見てるけど、アクエリオンとかもっと描きたくて。
でも、資料がないのですよね~。

それにしても、ここ数週間眠気が抜けないなぁ。暑くてよく眠れて
ないのかしらん……(とほほ)。

出来心;メルの場合

イラスト 337.jpg
アニメーション

ハルヒのコスプレさせたら、なんとなく帰還コス? を思い浮かべて
しまった。男性陣の、ね^^; しゃれにならん。

「パルザに見捨てられたから、居直っちゃうんだから~~!!!!」
とか。

メル、かくしてホスト部入部。

ソレト、かくしてヅカ部入部(を)。

女医もできるわよ! なんてな。(をひ)


ハスモダイはポエム部、アギは合唱部、ヒースマは華道部、
タルラントは生き物係(部じゃないし)。パルザは帰宅部だろうな(マテ)。

しっかし、どうやらアクエリオン録画失敗したらしい……。とほほ~。

屋敷物語 第四十九話 外殻宇宙

「そうか。”あの二人”は、アッシュとナタリアにとっての試練だったわけか」
アッシュが、精霊の力を手に入れ、ナタリアと共に帰還し、ガイとフローリアンは
安堵した。
「やり方が気に食わなかったが……。その代わりとなりすぎるものも手に入った。
力だけでなく」
それが、ナタリアに関する事だと、ガイは悟る。
「なんか、お前、変わったな、アッシュ」
「そう、か?」
「ちょっと、こいつに似てきた」
膝上で守っている、宝珠と化したルークを見つめる。
「……っ」
アッシュは口元を抑えて耳を真っ赤にする。(ほんと、そういうところは
ルークと似ている)と、ガイは微笑ましくすら思ってしまう。
「お、俺は、自然に振る舞っているだけだが」
「……」
ガイはアッシュを見つめた。何かを探るように。だが、それ以上アッシュに尋ねる
事はなかった。
「アッシュ、疑問に思うことがあるんだが、俺は、こいつが宝珠になってしまった
時、似たような感覚をどこかで味わった覚えがある。こいつが、以前、目の前から
いなくなってしまったような虚脱感だ」
「……!」
アッシュは驚いてガイを見つめた。
「お前も、何かあったという感じだな」
「……」
「何があったというんですの?」
アッシュは、ナタリアに表情を見られないようにしながら、口ごもった。
「……俺は、自分が死んでしまうという、あまりにもリアルな映像と、あの
屑が目の前で消えてしまう映像を見た。あくまでも映像だ、と思うことにしている」
「……アッシュが、死ぬですって!? それに、ルークも……」
「バカバカしい。俺は現に生きているし、フローリアンだって目の前にいるだろう」
「そう、ですね……」
フローリアンは考える。
「ジェイドが何か知っているかもしれませんね」
「だが、迂闊に乗り込めば、すかさず宝珠を狙って来るだろう」
「もし、ジェイドもこの世界に訪れているのなら、何かしらの試練があるという
ことですよね? ですが、ここにいる彼は本人であるとしたら」
「……!」
フローリアンの仮説に一同はおののく。
「いかにもありえる話すぎて、もしそうだったらかえって好都合じゃありませんか。
ジェイドは私達の仲間ですし」
「それはどうかな……」
ガイは、宝珠を撫でながら、皮肉な笑みを浮かべた。
「仲間だからこそ、こいつを根元部分から救いたいって思うんじゃないだろうか。
俺達を敵に回してでも」
「うむ、そいつのためなら、今ある世界を壊してしまってもいいとさえ思うかも
しれない」
「アッシュ、意外ですね、あなたからそういう言葉が出るなんて」
「……ね、熱があるんだ!!」
ごまかし方が下手なところも似ています、とフローリアンは微笑む。
「俺の中に、屑を見るんじゃねえ!!」
「アッシュ!!」
顔を真っ赤にして、部屋を出て行った。慌ててナタリアが後を追う。
「ガイ、どう思いますか、今のアッシュのこと」
「精霊とやらも、粋なサービスをしてくれるというか。アッシュ自身、無自覚
なんだろうな。新しい力ってそこかというか」
「だと思いますね。仮に、”ルーク化”とでも呼びますか?」
「本人は絶対に嫌がるだろうがな。きっと、宝珠化したルークから、何かしら
影響が出たのか……」
「映像のことと、何か関係があるのかもしれません。しばらくアッシュの様子を
見ていた方がいいかもしれません」
「……」
だが、いかにも、先ほどのアッシュの言動は、ルークに似すぎていた。
「……いや、これ以上考えるのはやめておこう。何か、闇の中へ落ちて行きそうな
感覚がある……。お前はこの宝珠の中にいる、そうだろ?」
でも、なんだろう。「お前を見捨ててしまった」という罪の意識が沸き起こってくる。

その時、ガイの脳裏に映像が浮かび上がった。

絶対忘れられそうにない夕焼けの中で、仲間達と一緒に、ルークを一人置いていく。
しかも、意図的に……。今、アッシュが持っているはずの宝剣を、ルークが手に
していた。

「なんなんだ、この映像は……!」
ガイは呼吸困難に陥りながら、頭を抱え込んだ。
「ガイ、大丈夫ですか!? 何があったんですか!?」
フローリアンを見つめる。だが、ガイにはフローリアンが、光の集まりにしか
見えなかった。
「……!!!!」
次に見えたのは、ルークの胸の中で、”イオン”が消えゆく映像だった。
「……!」
「ガイ……!?!?」

「……これは、”昔あったこと”だとでも言うのか…………?」

ガイの顔は真っ青だった。

「じゃあ、今ここにいるルークは……?」

「ガイ、何を言っているんですか?」
フローリアンは、正気に戻らないガイを心配し続ける。

「いや、”俺達”は…………?」

「はい、そこまでです、ガイ」
聞き覚えのある声に、我に返る。なんと、出て行ったはずのアッシュとナタリアの
気を失わせて連れて来たジェイドが、無敵の笑みを浮かべていた。

「いくら私が説明しても、偽物の私だと信じてくれなかったので、気絶して
頂きました。面倒な事にしたくありませんでしたので♪ まぁ、アッシュにいたって
は、多少面倒な事情にすでになっているようでしたが……」

「……ジェイド? 偽物の方……?」

「本物がこっちで大暴れだなんて、大佐らしいと思うよねー。私も全然
気が付かなかったよ!」

「アニス……!!」
大佐の後ろからは、アニスがひょこっと顔を出している。フローリアンは安堵
した。

「どうやって、こっちの世界に……?」

「いえ、ユリアロードを使ってみたのです。今のユリアがこちら側にいるというの
なら、ユリアロードもつながっているんではないかと思いまして」

「……」
納得いくようないかないような、とガイは冷や汗をかく。
「あんた、本当に、偽物なのか?」
「本物だろうと、偽物だろうと、私は私ですしね。劣化なんてするはずはありません。
まぁ、レプリカだったとしてもでしょうけど」
たいした自信である。
「ガイ、ついでだから言いますが、ルークが劣化してしまったのは、私の責任では
ありません。そう育ててしまったあなた方にも多少は責任がありますが、ヴァンと
ディストがあらかじめそうなるようにしむけたのでしょう。まぁ、7才の子にしては
天才だとは思いますがね。私が作れば、アッシュと性格も変わらぬ存在になって
いたでしょう。いえ……もっとかわいくしてしまうかもしれませんね♪」
「……ディスト……」
「ちなみに、多少陛下の性格もブレンドさせたようです。なんの復讐かは知りません
が」
キラッと、メガネが光る。
「……ルーク……かわいそうに」
今宝珠になっても、その話を聞いているのだろうか、とガイは涙する。
「だが、なんであんたがそこまで事情に詳しいんだ。偽物なんだろう?」
「偽物、と言えば多少語弊があるかもしれません。その点に関して言うとすれば、
あなた達だって、私と同じと言えます。私は、あなた方とずっと旅して来た
ジェイドですよ」
「それは、つまり、オリジナルとレプリカ、という問題ではないということですね」
フローリアンも傍に座って話を聞く。
「例えば、フローリアン。あなたは、”フローリアンとして生きていく事を
選んだイオン様”と言えます。だが、この世界ではあくまであなたはあなたという
存在です」
「だとすると、”ルークの目の前で消えてしまったイオン”もいるわけだな」
ガイも先ほど見てしまった映像を打ち明ける。
「おそらく、あなた方……アッシュとガイ、そして私の本人……ややこしいですね、
は、内側の宇宙から来た存在の可能性がある」

「……内側の宇宙……?」

「つまり、”ここ”は、外殻宇宙だと言えるわけです。宝珠で作られていない世界も
含めて」

「外殻……宇宙? 外殻大地だけでもスケールのでかい話だと思うのに、とんでもない
世界だな」

「あなたは、レムの塔が、宇宙へ飛び出すものだったと言う話を聞きませんでしたか?
それは、星空のある宇宙という意味ではない」

「……レムの、塔……」
たくさんのレプリカ達……自分の姉を含めた存在達を思い出した。

「こんな話があります。食卓に乗っている卵の殻をやぶったら、別の宇宙があった。
いえ、逆ですね。宇宙の果てを破ったら、卵の殻から別の世界へと出てしまった」

「……」

「箱庭です。……この世界は、箱庭のようなものなんです」

ガイは、箱庭、と聞いて、ルークの部屋を思い出す。

「この世界の果てを飛び出してみたら、ルークの部屋に戻って来た……案外、
そういう事なのかもしれません。あの子はまだ、あの部屋の中に、閉じ込められた
ままなんです」

「……閉じ込めてしまったのは、俺だったのかもしれないな……今も……」

ガイは、宝珠を握りしめた。

「ルーク、俺は、あの時、お前を置き去りにした事を後悔していたんだ……。
アクゼリュスの時はお前の事を見捨てなかった。だけど、世界を救うことを
引き換えに、お前を……裏切ったのかもしれない、永遠に……」

「そういうことか」

やっと、アッシュとナタリアが目を覚ます。

「なんとなく、話は聞こえていた。そうだ、俺は……」

「言うな、アッシュ。お前は、あいつのメッセンジャーとしてあの時あの場所に
訪れたんだろう」

はっきりと、思い出した。内側の宇宙での出来事を。

「俺は……屑を……いや、俺の記憶の一部……を、ローレライと共に外殻宇宙へと
解放させた」

俺の記憶の一部、とは言うまでもない。

「あいつもローレライと同じようなものだ。ローレライを解放するということは、
あいつを解放する、と同じようなことだろう。あの時、ローレライにはお前らの
願いが聞こえていたようだよ。それは、ルークとも一緒だった」

「ルークと同じ願い……この、世界が、か?」
「まぁ、そういう事にもなるかな。”もう一度、みんなとやり直したい”って
いうことだった」
「……!」
ガイは溢れそうになる涙を片手で隠すように抑えた。

「それから、おまけついでに教えてやろう。……アクゼリュスにいた人々は、ヴァン
達によって造られた、レプリカだったそうだよ。すでに、あの地域では毒によって
人々は死に絶えていたそうだ。そんな、事実も知らせれなかったわけだ。まぁ、
レプリカがその事を知ったら、さらに罪悪感に悩まされるとは思うがな」

「……」

真実を知ったところで、ガイ自身の罪悪感が減るわけでもなかった。

「アッシュ、ローレライは、解釈を間違っていると思うぜ。その願いは、外殻宇宙
を造る事でしか、叶えられないとでもいうのか」

「その時点では、その方法が思いつかなかった。今もそうだろう」

「さっきのジェイドとの話で、ルークが今もずっと居続ける場所がある」

「……何?」

「屋敷だ。あいつは、どこの世界へ行ったとしても、そこに居続けているんだ。
俺達の手で、解放してやらなくちゃならない」

「……」
アッシュは、自分の胸を押さえて考える。確かに、目を閉じれば、目の前に
広がるのは屋敷であった。

「ルークは昔から、隠れるのが得意だった。今もきっと、部屋のどこかに
隠れているんだ」

「おい、じゃあ、今までのルークは……」

「外殻宇宙のルークもルークだろう。だけど、俺にとってのルークは、俺自身が
どんな世界へと言ったとしても、あいつ一人しかいないんだ。いくつもの宇宙が
出現したとしても、俺にとっての宇宙は、一つしかない……」

「それでいいのか!! お前が望むのなら、今てのひらの中の宝珠にいるルークを、
内側へと運ぶこともできる!」

「望んじゃいない。この世界のルークはこの世界で存在するべきだろうし、
俺の世界のルークは、ただ一人だけだ」

「……」

アッシュは脱帽した。この自分ですら、ルークに同化することはかなわぬと
断言されたようなものだったからだ。

「だけど、この世界のルークはルークで、大切だから、この世界にいる内は、
ルークと同様に守ってみせるよ」

「話は落ち着いたようですね」
今まで黙っていた大佐は、にっこりと笑う。
「では、まいりましょうか」

俺は……この決断に気が付くまでに、こんなに多くの時間を必要としたのか……
とガイは思う。もう一度、ルークと世界をやり直して、それでもなお、もしかすると
この先もルークをまた失うことになっていたのかもしれない。

俺は、”あの日々”に戻りたいのか? ルークと屋敷で過ごした日々を。だが、もう
自分はあの屋敷で仕様人としては過ごせない。だとしたら、どうしたらルークの
心そのものを救うことができる? 

あの時、縄をつけてでも、ルークを一人にさせないべきだったんだ。
たった一人で消させるのではなくて、せめて、自分の隣にいさせるべきだったんだ。
手を差し伸べるべきだったんだ。

世界を救うことができたのに、たった一人の小さな子供を救うことができなかった
……。まだ、7年間しか生きていなかった、子供を。

最低だ……親友として、育ての親として、最低だ……ガイは後悔がやまなかった。
自分は、この世界で、自分の罪から逃れようとしていたのかもしれない。

「待っているだけじゃ、だめなんだ」

決意を固めるように頷く。

「自分で、見つけ出さなきゃ、前に進めないんだ」

なぜ、あの時の自分は、待っていることしかできなかったのだろう? いや、
その間も、世界をあちこち探して回っていた。でも、本当にルークがいる場所に
気が付かなかったんだ。


そうだ、あいつは、今もまだ、屋敷の中で、俺の帰りを待ちながら、
泣きじゃくっているんだ。俺の名前を呼びながら。

宝珠の中の世界から抜け出したら、元の世界へと戻ろう。
この世界、俺がいなくなっても、大丈夫だろう。この世界のルークなら、
許してくれるだろう。寂しがらずにやっていけるだろう。ジェイドが……
支えてくれるだろうし。

「そうか、ジェイドは……、自分でなんとかしようと、思ったんだな、あいつなり
に……」

この世界においては、一番の強敵はヴァンや作り物のユリアではなく、ジェイド
なのかもしれない。

「一番、敵に回したくない存在だけどな」

意識的に演技をするところもあるのがやっかいだ、と思う。意識的というレベル
を超えている。

「ったく、苦労が絶えないぜ」

今にはじまった事ではないので、諦め感がある。

(この世界や、今までの俺の生き方を否定するということじゃない。
だけど、この世界のルークも守って、俺のルークも、幸せにしてみせる……!
どんな世界だって、幸せになる権利はあるはずだ)

俺の命にかけて。どこの世界に行ったとしても、俺はルークを守ってみせる。

それが、俺の覚悟だから。

「永遠に」

ガイとなら どんな時でも 笑えるよ

レプリカの 運命(さだめ)乗り越え 俺は行く

また今度 会えたとしたら 俺のまま

泣かないで 会える時まで 泣かないで

いつまでも 遠くにいても 傍にいる

月影に 隠れた俺を 捕まえて

「ありがとう」 伝えたいんだ 目の前で

その日まで 諦めないよ 二人とも

白い花 風で揺れてる 永遠に

永遠に 二人の願い 空へ飛ぶ


ツィッターの機能で遊んで作ったガイルクソングです^^;;
メロディは直接アドレスに飛んで聞いてみてね。

屋敷物語 第四十八話 断罪

「この世界」の中で、意識を持った時、私はむしろ、好都合だと思ったのですよ。
けして、私の罪は許されるものではないでしょうけど、あなたは笑って、
「ありがとう」って言ってくれるのでしょう……。そう言われる事自体、私にとって
は身を引き裂かれるような思いに囚われる事だったのです。最初から、仮初めの
世界であると気が付いていましたが、それでも、もう一度あなたに会う事ができた
のですから…………。

「ジェイド、浮かない顔だな、お前らしくもない。ユリアの事で悩んでいたか」
「私はあまり表情を変えない主義ですが。陛下はお見通しということですか」
「お前は、この世界の存在ではない、そんな事は気が付いていたさ」
「陛下……」
「むしろ、この俺だって、そうだったらいいのにと思った。だが、俺たちは
いわゆる駒にすぎないんだろう?」
「私は、駒であることに気が付いてしまった駒です。だからこそ、彼女を救いたい
と思った」
「彼女の中にいる、別の存在、なんじゃないのか? サザンクロスでも、あの
中にいるのがオトコだって気が付くだろ」
「私は、自分の罪を償いたい。永遠に許されないことだとしても。だから、
この世界の駒になることをあえて臨んだ」
「そいつに、殺されたいのか?」
「それもいいでしょう。だからこそ、ガルディオスを裏切り、ユリアを裏切った」
「じゃあ、なんで浮かない顔をしている?」
「元の世界の私は、こんな時に何をしているのでしょう、と。なぜ、彼自身が
この世界に来なかったのか、と」
「そうか。お前の浮かない理由がわかって来た。元の世界に残っているのが、
自分の偽物で、ここにいる自分が、本物なんじゃないのか、ということか。
お前らしい試練だな」
「そういうことです。どちらにしても、この”私”という存在は、どんな世界に
出現したとしえも、”私”でしかありえない。そんな確たる自負があります」
「それは怖いな……劣化しない存在、か。まるで、神、だな」
「私は神になるつもりはありませんでした。ただ、妹の人形を、元に戻したかった、
それがはじまりに過ぎなかったのです」
「で、お前はどうするつもりだ? やはり、殺されに行くつもりか?」
「あの子はかしこい子ですから、私が本物であることにすでに気が付いている
はずです……。だからこそ、あれだけ打ちのめされていた。ですが、状況としては
私を倒さざるを得ない。何しろ、私はユリアの力を手に入れようとしている、
悪の譜術使いですからね」
「やれやれ……。どう言っても説得されないってことか。だがな、ジェイド……。
これだけは分かっていてほしい。お前が死んだら、俺が悲しむ。それに、あのバカも
な」
「三人だけ、とは……。それにアレは、悲しむことなんかありえませんよ。
むしろ、私のレプリカでも作って、さらに墓穴を掘るだけです」
「ありえるな、それは。じゃ、皇帝勅命で、死ぬな、と言われたらどうする」
「あなたを殺してさしあげるだけです♪」
「それは無理だな。お前は殺さない。そういう男だ。だから、死ぬな、命令だ!」
「困りましたね……。その言葉、私の偽物にも聞かせてあげたいものです」

***********************************

宝珠に映る映像を見つめていたアニスは、隣で資料を読んでいる大佐を見つめた。
「うそ、ここにいる大佐の方が、偽物……?」
信じられない、と二人を見比べる。
「やはり、そうでしたか……」
何事もないように、資料の埃を払って、大佐が立ち上がった。
「さすが、私ですね。敵を騙すには、まず味方から、と」
「そういう問題じゃないですよぅ、大佐~!」
「これで、彼の目的が分かりました。この世界を、そちらの世界とすり替える
つもりです」
「えーーーーーー!?!?」
ユリアもびっくり、である。
「あの場で、預言がない世界にしてしまえば、この世界もまた預言にしばられる
こともない。レプリカも苦しむことがない」
「……っ!」
「私だったら、世界を滅ぼすことも、やりかねない。……ルークのために……」
「……でも……」
アニスは自分におきかえて考える。そんなことをしたら、イオンにも会えなかった
ではないか。
「そんなことをしたら、大佐は、ルークに会えなくなる、っていうことでしょう!?
それで、いいの!?!?」
「……!」
大佐は目を見開いて、黙り込んだ。
「あの世界には、ルークもいるんだよ!?!?」
「……っ」
大佐は宝珠の中を食い入るように見つめる。どうにもこうにも、そちらの世界へと
行くことができない。
「私だったら、どうする」
大佐は考えをめぐらした。
「いや、ルークだったら……」
(ユリア・ロード……)
頭の中に、その単語が閃いた。
「アニス、ユリア・ロードへ向かいます! 私に、力を貸してくれますね?」
「ユリア・ロード?」
「おそらく、今、その道は、その世界へと導いてくれるはずです! ルークの力に
よって!」
ルークは、おそらく、外郭大地を作る時に、その道も作ったはず。そして、宝珠ならば、
その道を唯一の脱出経路、とするだろう。元の世界に戻るため、の。だとすれば、
逆も可能なはず。

「さあ、行きますよ!?」

大佐は、本物と一寸も変わらない笑みを浮かべながら、眼鏡を正すのだった。

8月1日はハスモダイの日

イラスト 336.jpg
アニメーション

と思っていいですか(にっこり)。

8月7日はヒースマの日で。

ティナ様は無理やり10月7日かな^^;;

あとはわかんないや・・・・・・・。

素材用実験中。

イラスト 335.jpg
アニメーション

固定に似合う素材を作りたい^^;

なんで右側がうめりこんでしまうんだー(謎)。

屋敷物語 第四十七話 二人三脚 

「うっ……」
アッシュは、行く当てもなくクリフォトと化した世界を、捜索し続けていたが、
突然のめまいに一瞬倒れそうになった。なんとか宝剣を支えにして持ちこたえる。
「……!」
一瞬、妙な記憶がフラッシュバックしたような気がした。なぜか、自分は、
真っ白で巨大な建物の中で、一人大勢の軍人達を相手に戦い、そして武器に
その身を刺されて死んだ。
「なんなんだ、これは……宝珠の試練、とかいうやつか? それにしても、
妙にリアルだった……胸糞悪い!」
だが、体力にまで影響を与える程の衝撃は、空想のものとは思えない。
身動きが取れなくなるほどの。
(……おい、屑、てめーは何かあったか……?)
ユリアシティに置いてきたはずのルークに問いかける。だが、ルークの反応が、
いや、存在すら掴むことができなかった。
(何……?! おい、何かあったのか! どうした!?)
さっきの異変と何か関係があるのか? アッシュは一瞬ユリアシティに
戻るべきか迷ったが、かぶりを振った。
「いや、今はあの二人を探すべきだ。それが最善の策のはずだ」
力を借りられる存在は心強い。子供とは言え、いずれはランバルディアの
王家の始祖となるであろう、あの二人を。
そして、そこからなんとか歩き出そうとした時、また別の映像がフラッシュバック
する。
それは……うっすらと目を開けた自分の目の前で、ルークが消える瞬間だった。
「なんなんだ、これは……。ユリアが見せるものか……?」
未来の記憶なのか……? それにしても、リアル過ぎた。体の震えが止まらない。
「……俺は、昔、死んだことがあるとでもいうのか……?」
昔。なぜかアッシュにはそう思えた。未来ではなく。
(……)
答えは自分で見つけだせ、ということか。

「うおおおおおおお!!!!」
アッシュは、悪夢のような映像を振り落すように駆け出した。
「ナタリディア、どこだ……!」
しかし、アッシュは確信する。
そうか。むしろ、お前も立派に王家の血を引く者だったのだ、と。
ルーツは一つだったのだ。

「……」
ナタリディアは、世界の変化によってもたらされた自分の変化に戸惑っていた。
(この光は、傷を癒せますわ……それに、さっきまでは子供だったのに、
大人になってしまいましたわ)
服も一緒に大きくなってくれたのが助かる。ただ、この異変による変化に
影響されたのは、自分だけではなかった。なんとか生き延びた人々は、
新しく備わった神秘の力に戸惑っていた。
「これなら、一人でもライトを探し出せますわね!」
自分が好きな人が、この変化の中で、今はどうなっているのか分からない。
「ライト……。どうか、ご無事で。いえ、私が生きているのなら、
絶対に大丈夫なはずですわ!」
ナタリディアはこぶしを握り締めてすくっと立ち上がる。そして、光の矢を
天に向けて放った。
「この光に気が付いて、ライト……!」
ナタリディアは胸に両手を当てて祈る。

「……あの光は……!?」
アッシュは、見たことのある光の輝きを見逃さなかった。あれは、まぎれもない。
ナタリアの技だ。
「……ナタリア……」
アッシュは急いでその光の方向へと走る。

だが、途中、もしやと思っていた事が現実になった。
目の前には、『もう一人のアッシュ』が立ち塞がったのだ。
「貴様……ライト・M・ランバルディアか……?」
「……そのようだね。どうやら、世界の異変で、僕にも新しい力が備わった
らしい。精霊の力が消えた代わりに、音素という力らしいが、これも悪くない」
「お前……。それは、闇の音素じゃないか……?」
禍々しい殺気が襲い掛かるかのように溢れていた。
「そうだね。とても心地がいいよ。世界の全てを破壊できるかもしれない」
「……お前は、俺の鏡、ということか……?」
たしかに、この世界のライト・M・ランバルディアとナタリディアは、理想的な
アッシュとナタリアであるかのように見えた。いずれは国を作る事を約束されている。
レプリカという存在もいない世界。
「俺の影、ということらしいが、それは違うな。俺は……ルーク=フォン=
ファブレの影なんだよ……! 目の前にいるのは、そいつでなければならない」
「じゃあ、今から僕は、ルーク=フォン=ファブレという名前に変わろう。
そうすれば、お前が僕の影になる」
「……ああ言えばこう言うふざけたやつだ……!」
「僕は、君がほしいものを全て手に入れて見せるよ? 誰にも邪魔されない
自分の人生っていうやつを」
「……あいつは、俺の影じゃなくて良かった……」
そう。俺は、あいつの”器”でしかない。あいつが生まれるために、俺はいたのかも
しれない。
「キムラスカの王家の者がなぜ赤い髪でなければならないのか。それは、
あいつを誕生させるためだったんだ。お前ですら、器でしかないんだよ……!」
「お前はオリジナルなんだろ? だったらなんであいつを殺さないのさ。
居場所を奪われて、憎かったんだろ? 親友や、恋人さえも奪われて」
「ガイは、俺の親友じゃない。それに、人生を選ぶのはナタリア自身だ」
「じゃ、この世界にいる全てのオリジナルっていうのは、レプリカのための
器にすぎないんだな」
「……俺が殺したいのは、貴様の方だな……。それじゃ、レプリカ世界を作ろうと
する、ヴァンと同じだ」
「それじゃあ、僕と同じ意見だ。僕もお前を殺したいね。そうだ、こういう顔で
なら、どうかな」
目の前にいるその敵は、長い髪を自分の剣で斬った。
「アッシュ、俺……本当は、あんたが死んでほしいほど、憎いんだ」
(……!)
アッシュは歯ぎしりをした。宝珠の試練というものは、どこまで極めようと
するのか。
「本当の、あいつなら……。俺すら殺すのを躊躇うやつだよ。それに、お前が
死んだら、悲しむやつがいる。そうだな……ナタリディアと言ったかな」
「……!」
今度が相手が躊躇する番だった。
「お前は、この世界で、キムラスカの王となる身なんだろう? だったらそうすれば
いい。お前自身の人生を見つければいい」
「……」
目の前にいる、ルークの姿をした敵は、元の長い髪に戻って行った。
「……負けたよ。ナタリディアの力を借りるといい。彼女はこの世界のナタリア
だ」
「この戦いが終わったら、ナタリディアを返す。それでいいだろう?
その代わり、頼みがある」
「なんだ」
「お前のその力を、貸してほしい」
「容易い御用だ」
『もう一人のアッシュ』の姿をした存在は、その力をアッシュの宝剣へと
注ぎ込んでいった。

「ふんっ、へたな芝居をしやがって」

アッシュは、誰も居なくなった道を見つめ、決意を固めた。その先で待っているのは
ナタリアであろう。

「……それにしても……」
あの、映像は、宝珠の試練ではなかった。ということは、また別の真実を
表しているのだろう。

「”器”か……。悪くない」
オリジナル、に変わる言葉として悪くない言葉だった。

体は完全同位体であっても、心は別。まるで二人三脚だな、とアッシュは思う。

「俺は……鮮血のアッシュ! ルーク=フォン=ファブレの”器”だ!」

そう。この魂は、自分自身一人だけのものだと。

(もしかして、この世界の元の”器”がある、ということか……?)

アッシュははっとした。そう。そう考えると、あの世界は、”器”なのかもしれ
ない。

そして、その秘密を知っているのは自分かもしれない。

アッシュは身震いをする。では、あの、ルークが消えた瞬間というのは……

……現実にあったこと。


急いで帰らなければ。アッシュは焦る。早くナタリアを見つけ出して
戻らなくては。しかし、ナタリアはすぐに見つけられるだろうと確信
していた。そう、自分が見つけたその時に戻るだろう、と。

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